2017年11月16日更新

季節性インフルエンザが流行する時期と主な特徴

季節性インフルエンザの疑いがある女性インフルエンザのうち、特定の時期に流行するものを「季節性インフルエンザ」と呼びます。流行のピークは1月から3月の間ですが、活動時期は11月から5月ころまでと半年におよびます。ちなみになぜ冬季に活発化するのかは、いまだによくわかっていません。季節性インフルエンザは、ウイルスによって感染します。ウイルスは、抗原性(ウイルスに対する体の抗体反応)によってA、B、C型の3種類に大きく分けられます。このうちA型は、変異しやすいという特徴を持ち、ワクチンや免疫が作用しにくくなっています。厳密に定義すると、季節性インフルエンザはこのA型だけが引き起こすものです。ちなみにB型は変異をあまりせず、C型は流行性が低いため、あまり注目されることはありません。
またA型のうち、特に変異の著しいものは、人体の免疫機能が有効に働かずに効果的なワクチンもないだけでなく、時期を問わずに大流行を引き起こす「新型インフルエンザ」となり、多くの死者を出すこともあります。また、一時期流行した「鳥インフルエンザ」のように、人間以外の動物が感染するウイルスから人間が感染する場合もあります。これも現在に至るまで効果的なワクチンは開発されておらず、ウイルスが変異した場合の大流行が危惧されています。インフルエンザは風邪に似た症状を引き起こしますが、風邪が比較的緩やかに進行し、症状も喉や鼻などの局所に限られるのに対し、インフルエンザの場合はウイルスによって急速に症状が悪化するだけでなく、倦怠感など、症状の規模も全身におよびます。また、38度以上の高熱を発することも大きな特徴です。ウイルスは体液の飛沫や感染者との接触によって媒介されるため、予防には予防接種や手洗い、うがいなどが効果的です。